パダワンとはスターウォーズに登場する戦士で、修行中の身の戦士の事です。私の仕事の車に関係する”ガレージ”を付け、初心に返る意味で、屋号にしてます♪


by deshi-mie
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27. 休暇

村松たちは南城が経営する会社「サザンキャッスル」に着いた。
何とも単純なラブホテルの様なネーミングである。

またもや決まりきった挨拶の後、村松が質問する。
「あの噂のサイトを製作された方はこちらにいらっしゃるのでしょうか?」
南城は最近急に訪れた危機に、少々疲れ気味だった。
「ええ、おりますが。その製作チームのチーフは本日より日曜日まで休暇を取っております。」
南城の答えに佐々木が返す。
「この会社がピンチの時にですか?」
「彼はこの所忙しかったもので、この件がマスコミに取り上げられてから仕事の依頼も減ってますので、それならば今のうちにと。」
「なるほど。それでは別の方でも宜しいですが。」
村松が言った。
「開発に関わった者は数十名おりますが、担当があります。どの部門かによりますが、動画・音響・通信等。全員呼んだ方が宜しいですか?」
南城の質問に佐々木が答える。
「オープニングの画像と音を担当した方をお願いします。」
佐々木は本命を呼んで貰う事にした。南城の表情が変わった。
「オープニング?何故オープニングなのでしょう?」
南城も何故だか分からない様子。佐々木が言う。
「これはまだ未発表ですが、オープニングの動画の中に、サブリミナル効果が発見されました。現在、音は今解析中です。」
佐々木の説明に、南城はまさかと言う表情だ。
「サブリミナルですか?オープニングに?まさか!彼がそんな事をするはずが無い。」
慌てて取り乱す南城。日頃から目を掛けていた木村の事だけに、南城はこの事実を受け入れる事が出来なかった。
「その彼を呼んで頂けますか?」
村松が言った。
「その彼がチーフなんです。」
村松たちは顔を見合わせた。
「彼の名前とか住所を教えて貰えますか?」
南城は娘の由香に調べさせ、村松達に渡した。

「もう彼は帰って来ないでしょうね。」
佐々木は南城に言った。そして二人は木村の家へ向かった。
「家には居ないでしょうね。」
佐々木が言う。
「多分な。署にも連絡しておけ。」
村松は事件解決の糸口が見付かった事で、少しほっとした。毎日見えない敵を追っていた村松にとって、ここ最近では久しぶりの事であった。
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by deshi-mie | 2005-06-21 11:02 | 小説 第三章