パダワンとはスターウォーズに登場する戦士で、修行中の身の戦士の事です。私の仕事の車に関係する”ガレージ”を付け、初心に返る意味で、屋号にしてます♪


by deshi-mie
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9. お見合い

都内の料亭で裕介と由香のお見合いは開かれた。
「後は若いもの同士でね。」
お決まりの文句だ。二人はお決まりに庭園を歩く。

「すみません。親が勝手にお見合いなんか組んじゃって。彼氏とかいるんじゃない?」
友助が気さくに話し掛ける。
「いえ。今は彼氏もいないの。親がうるさくって。」
お見合い前とは友助に対する感情が微妙に違う由香。何度か逢った事はあったが、話すのはほとんど初めてで、顔もいけてるし、今は彼氏もいないし、お付き合いもいいかなと思っていた。バッグ目当てで承知したお見合いだが、別に親に従ってる訳ではないと、自分になりに解釈していた。
「友助さんは彼女とかいないの?」
気になって由香が問いかけた。
「今はいない。それより、正直俺って相手にならない?」
友助もまた、最初は未松から逃れる為の口実だったが、今は由香の綺麗な容姿とかわいい言葉遣いに惹かれていた。正直、亜由美よりいいと思っていた。
「そんな事ないわ。まだ良く分からないけど・・・。ちょといいかなって。」
言った後で少し照れた仕草の由香も、また友助にはキュンときた。

メル友の亜由美もちょっといいと思ったが、やっぱりこっちの方がかわいいし、金も掛からなそうだし、と言うよりもおごってくれそうな気がした。ついでに借金も・・・。
前の彼女がトラウマになりかけていた。自分も社長の息子だと見られている事など全く考えていなかった。頭の中で、悪魔がG.O!サインを出した。
「じゃあ、付き合ってみようか?」
友助もかなり照れた風に言った。
「うん。」
言葉にハートマークが付くほどかわいい返事に、本気で友助はダウンしそうだった。
「じゃあ俺、親父に報告して来るよ。」
友助は、由香の気が変わらないうちにと、親達がいる部屋へ向かった。

「おしっ!」
由香は元々気が強い女。今日はちょっと女の子チックに振舞ってみた。
作戦勝ちである。さすが親子。
友助も思い通りに事が運んで、どっちもどっちだった。
しかし、この結果がこれから起こる事件のスイッチだった。
 
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by deshi-mie | 2005-06-20 12:54 | 小説 第一章